スリランカのこと

思考

病を治す

スリランカ人の友人がお母さんの具合が悪い為、国に帰っている。高血圧でコレステロールが高く、目眩、頭痛に悩まされている。90km位離れた場所に良い先生がいるという情報を以前から知っていて、行きたいと思っていたらしい。今のスリランカでは、ガソリンが1週間で20㍑しか買えないが、電話しても出ないので、思い切って車で訪ねて行った。とても混雑はしていたけど、何とか診てくれた。そこは、看板、ネット等には一切出してなく、口コミで集まって来る病院だった。

治療方法

治療方法を聞いてみたら、1人の患者さんに対して、かなり長い時間、じっくり話を聞いてツボを押す。どこを押したら効くのかは企業秘密で教えてくれない。薬は色々な液体を混ぜ合わせた漢方みたいな感じで、2週間分くれたみたい。お母さんは、少しづつ良くなってきているようで安心した。

宿泊施設もあり、そこで出会った15歳の男の子は歩けなかったが、3ヶ月で少しずつ歩けるようになってきた。

診察料金

ビックリ”したのが、診察料。自分が支払いたい金額を葉っぱみたいなものに包んで先生に直接渡す。1円でも10万円でもいいらしい。他のスタッフは患者さんがいくら支払っているのかを知らない。私ならそのやり方は困る。ただ、スリランカの先生はその患者さんの家族構成、収入などが分かっているので、信頼関係で成り立っているのだと思う。そして、患者さんのことを本当に考えているからこそ、身を粉にして診察しているのだと思う。コロナ前は朝6時から夜中1時まで診ていたとのこと。

無料のライン電話のクリアな音声で、こんな話をしながらすごい時代になったなと感じた。

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