奈良 2日目

趣味

円城寺(忍辱山)

2日目は少しだけ遠出を計画。
近鉄奈良駅から奈良交通バスで35分位乗り、忍辱山(にんにくせん)で下車、徒歩1分で円城寺に到着。紅葉が綺麗とのことで行ってみたが、12/2だったので残念ながら少しだけしか残っていなかった。
有名なのは大日如来坐像(国宝)。仏師運慶の25歳頃の初期作品。11カ月費やして完成させたことが知られている。手の結び方を調べたら智拳印(ちけんいん)と言い、左手をこぶしに握って人さし指だけ立て、それを右手で握る印。 右手は仏、左手は 衆生(生命のあるもの全て)を表し、仏様と一体になれることを表している。
色々な角度から近くで見られたのが良かった。
御本尊が安置されている本堂は、あいにく工事中だったが、中には入れたので、阿弥陀如来坐像(重要文化財)を拝んできた。
お昼は、円城寺で出会った神戸から来ている2人の女性と隣にあった店に入った。おばあちゃんが1人で切り盛りしている様子で大変そうだった。山菜うどんを頼んだが、たまたま4人とも同じ注文をした。冷えた体に熱いうどんがとても美味しかった。出会った女性が千葉県の熊谷知事が息子さんの友達のお兄さんだと言っていた。神戸には行ったことがないので、機会があれば旅行してみたい。

円成寺の桜門

本堂(阿弥陀堂)は工事中だった

紅葉はほとんど終わっていた

昔懐かしい店でランチ

薬師寺(世界遺産)

次に拝観したのが薬師寺。「龍宮造り」と言われる建築物を見ると龍宮城を思い浮かべるのは私だけだろうか。1300年前から守られて、維持し、信仰して、継承されていることがどれだけ大変だったことか。薬師如来を中央にして、向かって右が日光菩薩、左が月光(がっこう)菩薩であわせて薬師三尊という。
お土産を見ていたら、観光しているおじさんが来て、「コールマンの自撮り棒が店では動いたが、自分でやったらどうしても作動しない。どうやったらいいのか?」と聞いてきたので、Yさんがネットで調べ、スイッチを長押しすれば電源が入ることが分かり、教えてあげていた。
結構な人で賑わっていたので、コロナ後の観光が少しづつ戻ってきた感じがした。

薬師寺の中門

大講堂

薬師寺の中の紅葉はまだ見頃でした

左側が金堂(1976年再建) 東塔(国宝・白鳳時代)

唐招提寺と鑑真大和上(がんじんだいわじょう)

1つのお寺を見るのに結構時間がかかる。
最後に来たのが唐招提寺。薬師寺から徒歩10分位で到着。日が落ちかけていた。
こちらでは中にいた係の方のお話が大変勉強になった。
仏像には位があり❶釈迦❷菩薩❸明王❹四天王王とのこと。
そのような見方で仏像を見たことがなかったので、これから周るところは気を付けて見てみようと思った。
薬師如来は薬壺を持っているが、持っているのは9世紀以降、持っていないのは8世紀前の仏像とのこと。
観光ガイドが話していたことを小耳にはさんでしまった。お寺の外壁で5本線のものは、皇族と係わりがあり最高位のものだそう。少し知識を付けただけで、楽しめるのは人生も同じなのか?

薬師寺から唐招提寺までは一本道

この神秘的な空間の先に鑑真和上の墓がある

個室居酒屋 一条

夕食は通りすがりに美味しそうだと思った店に入った。
近鉄奈良駅から徒歩数分の一条。
結構、混んでいてカウンターの席しか空いてなかった。
料理はどれも安くて美味しく大満足。特に「れんこんまんじゅう」が好きな味。
1万7千歩も歩いたので、最後は一杯やってホテルへ帰った♪
また、来たいと思える居酒屋だった。

れんこんまんじゅう

何を食べても美味しい

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